89 Deliver Us From Evil 1988/4/29
日本未放映
NBC第4シーズン第21話
テレビ東京未放映
あらすじ

シーズン3”黒いドレスの殺人者 Forgive Us Our Trespasses”にて
ソニィが助けたあの因縁の元死刑囚(ガイ・ボイド演じる)ハックマンが再び登場!
(ちなみに、管理人はつい最近までガイ・ボイドとジョン・ボイドがごっちゃになっていました。
ジョン・ボイドの娘はアンジェリーナ・ジョリーだけど・・・う〜ん大きな勘違いに気付きました。)

実際には、ハックマンがソニィの元相棒を殺したにも拘らず、彼の策略にはまり死刑執行直前でまんまと助けてしまったあの強敵です。

あれから、二年・・・
ある殺人事件の手口がハックマンの特徴を残していました。
ソニィは彼の仕業と確信し、タブスとともに潜伏先に踏み込みます。
その際、一味とは銃撃戦となり、
残念ながらハックマンは取り逃がし、ソニィの一撃はハックマンの女をとらえ・・・
病院に運ばれた彼女は命を落としてしまいします。

ライブツアーでマイアミに戻ってくるケイトリンは妊娠していました。
彼女は何度も電話でソニィにそれを伝えようとするのですが、微妙にタイミングが合いません。

マイアミでの開演前に控え室でソニィとケイトリンは久しぶりに顔を合わせます。
ライブは始まり、ステージのバックでソニィは彼女の姿を暖かく見守ります。
一方、聞き込みをしていたタブスはソニィの危機を知り・・・
会場には、ケイトリンがバーネットの、いやソニィの妻であることを知るハックマンが忍び込みます。

いよいよコンサートは最後の曲”Follow my rainbow”になり、フルコーラスを叙情的にしっとりと聞かせてくれます。
しかし曲のクライマックスに向け、客席の上、照明室にはハックマンの姿が・・・
因縁の相手が構えるライフルの照準はソニィを捉えます・・・

そして、その曲の終わりケイトリンがステージ上をバックのソニィに向かってゆっくり歩き出します。
ソニィを恨む者のライフルの狙いはケイトリンに定まり、復讐の一撃は彼女に向けて放たれます。
ケイトリンは最愛の夫の胸に抱き抱えられるに倒れこむだけでした。

その悲惨な結末は、当然のようにソニィの心をズタズタにすることとなります。
酒びたりの日々を過ごすソニィの様子を見にいくタブスは
鳴っていた電話に出ると、ケイトリンが妊娠していたこと知ります。
リコはその事実を相棒に伝え、やっとソニィは彼女が伝えたがっていたことを知ります。

仲間達の懸命の捜査と自身の捜査からハックマンの休暇先である潜伏先を知ります。
主任と相棒は、ハックマンの滞在先でソニィ一人で因縁の相手と対峙する事を認めました。

ハックマンの元へゆっくりと現れたソニィは銃を構えます。

しかし、武器を持たない、本を読んでいるだけ丸腰のハックマンを撃つ事が出来るはずはありません。
ハックマンも冷たく言い放ちます。
”お前には撃てないさ”

最愛の妻とそのお腹に宿っていた新たな命を奪われた男の頭にあるのはハックマンへの復讐、欲しいのはハックマンの命だけ・・・
正義感の強い警察官であるソニィでい続けることは・・・

しかし、一撃の銃声が・・・

”wrong”とだけ言い残して、歩き去るソニィの後姿に見えるのものは、満たされない思いと悲しみだけ・・・
救いがあったとするなら、ハックマンの手に握られていた銃の姿・・・
歩き去るソニィの後姿を写すだけの長いラストシーンに流れる”Follow my rainbow”はただ哀愁だけを・・・

コメント
このエピの、良い意味でバイスらしくないエンディングには TO BE CONTINUED と表示され、
そうこの話はココで終わっても、ソニィの悲しみや苦しさは簡単には癒されるはずもありません。
シーズンをはさんで合計4話に渡って、続く話の序章なのです。

最後の”wrong”の一言に関しては、どう訳してもいいと思います。
”違うね...いや、撃てたさ...間違っていた...・・・”
どう訳したところで、それらは全て正しいと思います。

サントラの3の最初・そしてベスト版では最後に収録されている”Follow my rainbow/フォロー・マイ・レインボー”もこのエピを見た後に聞くと、改めて心を震わされ、とても浸ってしまう曲です。
個人的には、ベスト版で聞き、最後にこの曲が流れる感じが好きです。
この曲は、当時シーナ・イーストンがLA・リード&ベビー・フェイスのプロデュースによる”The Lover In Me/ラヴァー・イン・ミ−”で見事に復活を果たした時(全米2位、R&B1位)、アルバムに収録されていた曲です。
ラヴァー・イン・ミ−では、とうとう彼女も色気を武器にしだしたかとか批評家達には批判もされていましたが、アルバムもヒット・シングルは大ヒット・したのです。


何年か前、管理人はある事件の被害者となりました。
(詳細については割愛します。)
事実やその理由がわかるにつれ、大きかった悩みが解消され、ようやく解決に向かおうとしていたのは事実ですが、
だからといって苦しみはそう簡単に、そしてすぐに軽くなりはしませんでした。
また、物事の結果には必ず原因があるものですが、
幸いこの件の原因が自分になかったことに安心しながらも、さまざまな事や思いに考えを巡らしてしまい、
逆に悲しみや複雑な思いを持ってしまうことにより、結局は心を苦しめてもいました。

お世話になったごく一部の人たちを除き、周りの人たちにはこの事実は隠し通さねばならない以上、
仕事はもちろんのこと、事件に伴う責務の全てを迅速にこなさなければいけません。
そんな状況のある晩、なぜか偶然にこのエピを見てしまったため、悲しみや苦しみを重ねてしまったという複雑な記憶があります。

今考えると、あの件は私に人間として一回り大きく成長できるキッカケを作ってくれたのではないか、と思います。
そして、私に決心や確信をさせてくれました。
”バチのあたるような悪いことやそれにつながることはしない。”
”自分は、人を裁く側の人間ではない。今後、起こる事象についても、仕返しをしてはいけない。”と。
 因果応報・自分のしたことは廻り廻って必ずわが身に帰ってくる。
ある意味、昔から残っているこの手の言葉の多くは、今後も永遠になくならない言葉だと思います。
この件も、もしかしたら自分が過去にした(たとえ小さくとも)悪い所業が積み重なって、災いとしてわが身に返って来たのかもしれません。

今の自分はその時の思いを守れているのか・・・
ふと思い返すことがありますが、、守れていないところにも気付き、苦笑や反省をしながらも、
自分の心に折り合いをつけながら、出来るだけ心を律しながら今を生きているつもりです。
(実際は書いているほど、かっこいいことをしてませんが・・・)
ただ、わが身に悪いことが来なくなりつつあることは事実かもしれません。

ソニィの持つ正義感や責任感は、それだけの、苦労の積み重ねや人生の経験から来るのかもしれません。
悔しい事に、(要らないほどの)責任感ばかり付いてしまった今の自分を良しとしている?今だからこそ、
管理人はあの頃以上にソニィに共感し、魅了され続けているのかもしれません。

と、重い感じのことやカッコイイことを沢山書いてきましたが、実際の管理人はさして貫禄も無く、いまだ軽い感じの小人なのです。
もう少し、成長したい毎日です。(^_^;)
データ
監督 ジョージ・メンデラック
脚本 デビッド・ブラック/マイケル・デュガン/ロバート・パルム/ディック・ウルフ