TELL ME/Terry Kath
テル ミー/テリー キャス(シカゴ)

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 最終回において、ソニーとタブスが走り去った後、シリーズの最後を飾る長い長い回想シーンにて、バックに流れる曲、テリー・キャス
のテルミーについてお話します。

 シカゴといえば69年にデビューした日本でもファンの多い、有名なバンドですね。
(管理人も好きですし、彼らのアルバムはもちろん、ピーターセテラのソロを持っています。)

グループのリーダー格であったキャスは、亡くなる前の2,3年間、バンドの方向性に対し徐々に不満を持ち、酒やドラッグにおぼれ体重も増え、体格もかなり変わってきていました。
デビュー時の政治的なメッセージを持った歌詞を歌いながらもポップなロックといった路線から、シカゴは徐々にポップな路線へ方向性が変わりつつあり、バンドが2分されつつありました。
しかし、そのアンバランスが良かったのか、シカゴはその間もヒットを飛ばし続けました。
そんな時訪れた彼の死の1978年迄をバンドの第一期だと、後年ボーカルのピーターセテラは語っています。

その後、数年はバンドの中心キャスを失った為かヒットが出ず、バンドは低迷期に入りますが、
82年以降に息を吹き返し、バラード路線で大成功を収めていることは皆様もよくご存知のことでしょう。

余談ですが、最近は寡作家となってしまい、ベスト盤ばかり発売されるようになりましたが、なんなんでしょう。この手の大御所バンドになると良くあることなんですけどね。
でも、この項を書いていて気付いたのですが、最近ニューアルバム”XXX(30?)”が発売されたそうですね。(2006年3月)


 テリーキャスの死(1978年1月24日AP通信)

 シカゴのリードギタリスト、テリーキャスは弾が込められていないと思っていた拳銃を頭に向け、引き金を引いてしまった。

シカゴでは作曲もボーカルもとっていた31歳のキャスは23日に死亡した。
カリフォルニア州のマリブー郊外にてキャス夫妻は友人であり、バンドの裏方、ドンジョンソン邸のパーティーで酒を飲んでいた。

キャスはガンマニアで事故の前から別の銃を頭にあて引き金を何度も引いていたが、その銃には弾が込められていなかった。

ジョンソンは彼に何度も注意するよう言っていたが、キャスがオートマティックの拳銃を取った時、クリップを入れ、銃を頭にあて、妻とジョンソンに
「心配ないさ、入ってないよ」
と言っていたのです。

 どうしてキャスがジョンソン邸へ銃を持っていったのかわからなかったが、この事件は事故として処理されることとなった。

キャスはシカゴの結成時からのメンバーであり、以来10年間グループの中では主要なメンバーの一人でした。

シカゴのスポークスマンは、夏までコンサートの予定は白紙だ、とコメントしました。

キャスは銃とバイクを一番の趣味としており、
「ターゲット射撃をするけど、砂漠でビールの空き缶を撃つのがもっと好きなんだ。」
と言っていた事もあった。

シカゴのコンサートチケットはソールドアウトでした。
以上、当時の新聞記事をざっと訳してみました。


ELECTRA GLIDE IN BLUE(グライド イン ブルー)

 そんな彼の1973年に発表された作品TELL MEは
映画グライド・イン・ブルーの挿入歌として発表されました。
この映画にはバンドのメンバーも多数出演し(サントラもシカゴのメンバーが演奏に参加!)、テリーキャスに至ってはまるで自分の人生を表現したかのような役を演じております。
また、この映画においてもやっぱり、ラストシーンでこの曲が流れているのです。
テリーキャスの哀愁を帯びたボーカルがイイ壮大なバラードが何とも言えない余韻を残します。

ちなみに映画の宣伝文句も
”イージー★ライダーと双璧をなす、聖なるアメリカン・ニューシネマの傑作!!”
まさにその通り!といった内容で、この手の映画に興味がある方には必見ものです。

そして、なんと!長きに渡ってCD化されなかったこの音源がDVDコレクターズエディションの特典として、世界初CD化されました。(2006年1月18日)
完全初回限定生産ですので、是非映画本編を含め、皆様には早めに入手の上、御視聴いただきたいです。
幸い、今のところまだ大抵の販売店で入手が可能そうですので、是非この機会にお求めになってはいかがでしょうか。

やっぱり、こうやって思い返すと(別人とは思うのですが)ドン・ジョンソンとテリー・キャスって、こじつけとはいえ関係のある感じがします。
まさか。同一人物って事はないですよね・・・

参考資料:Wikipedia
協力:J'ratさん、Happy Chicagoさん(お二方、ありがとうございます)

2006/4/10