第1回 デイトナ スパイダー 2003/8/5 
マイアミバイスに登場した車輌は、ご存知の通りカリフォルニアに
社を構えていた「マックバーニ社」の物であります。
当時、非常に高騰してしまっていたフェラーリデイトナ、特に、
デイトナスパイダーに関しては、天文学的な高値で取引されて
いる現状を見かねたマックバーニ夫妻は、自分達が楽しむ
目的で、コルベットベースのレプリカ車の作成に着手します。
 
先ずは、2台の試作車を完成させますが、コルベットベースと
言うものの、ウィンドゥフレームも新作するなど、そうとう精巧な
完成車となりました。
資金調達の為に、一般販売に踏み切りますが、予定生産台数の
7台はあっという間に完売します。(その内の一人がバイス製作者)
よく見ると、劇中には様々な同社の車輌が登場します。
 
1.バイス第一話・カルデロンの手下が殺される前に昼食を買って
  表通りに出た際に、ソニーが新聞見ながら待っている時乗って
  いる車輌。これが最も初期に作成された非常に精巧なデイトナ
  レプリカです。よく見ると、ウィンドゥの傾斜が、コルベットの物とは
  異なり、デイトナの実車さながらの角度がついています。
  その他、ドアノブも実車通りで、リアサイドにポジションマーカーが
  あります。
 
2.同話中、同僚のホイーラーの密告を知ったソニーが、リコを助ける
  為に飛ばして来た車輌。同車輌は、ホイーラー宅の前に乗り付け
  ます。これが、初回の注文で納車された車輌で、ヘッドライトは
  デイトナ後期のリトラ式(最も、実車のようにポップアップ式ではなく、
  ライトカバーが倒れ、中のコルベットの角目4灯ライトが露出するもの)
  フェラーリのフロントエンブレムが実車同様、ライトカバーの中央に
  備わっているものです。
  バイスの中では、よく日中の撮影時に使用されました。
 
3.リターンオブカルデロンの冒頭、ソニーがリコと裁判所へ向かう際に
  乗っている車輌で、マックバーニ社が簡素に造った車輌です(^^;)
  上記、2台と比較すると、特にフロント周りが簡素で、初期デイトナの
  様にフレキシブルグラスカバー調にはなっておりますが、フロント中央
  部などが、ボディとラインが一致してません(^^;)
  よく、劇中のアクションシーンに使用されている感があります。
 
4.その他、広報車輌として、初期デイトナ調のレプリカ車で、3のように
  フロント全体をフレキシブルグラスカバーで覆うのではなく、ライト部分
  のみアクリルカバーで覆った車輌です。
  国内版、ベストオブマイアミバイスのCDジャケ、ビデオではマイアミバイス4の
  ビデオジャケ等、よく見かけるポスター画像のバック車輌です。
 
  ※実はこの車輌、放映当時、ドンジョンソンのサインがダッシュボードに
    書き込み、日本に輸入され、販売されました!!
    私の記憶が確かなら・・・¥5,450,000だったと記憶しております。
 
その他、バズーガ砲で吹っ飛ばされる車輌がありますが、あれは、劇中の
レプリカ車を、さらにFRPで型取りし、取り合えずデイトナのような形をした
物を作成し、吹っ飛ばされました。
 
バイスの人気が急上昇すると共に、マックバーニ社には注文が殺到。
夫妻でひっそりやっていた趣味の会社は、全米に名を轟かせる事になり、
次々入る注文に、必死に作成しますが、後の生産車は、初期の頃の
手造り品とは比べ物にならないほど粗悪な物でしたが、それでも飛ぶように
売れていき、ついにフェラーリ社から起訴される結末となるわけです。
皮肉にも、初期の頃に作成した、非常にクォリティの高い車輌があだと
なり、同社は廃業を余儀なくされます。
 
それでも、全米各地では次々便乗会社が出没し、様々なデイトナレプリカが
造られました。(中にはポンティアックフィエロベースのデイトナも存在しました。
これがめちゃくちゃカッコ悪い(ToT))
 
その中の一つが、「カリフォルニアコーチクラフト社」の車輌です。
私個人の感想ですが、マックバーニ社の良い仕事を忠実に再現し、
非常にクォリティの高い車輌を販売していた会社です。
同社の特徴は、リプロではありますが、デイトナの実車から、各部
パーツに至るまで型取りし、複製してあります。
特に、シートとドアノブは秀逸の出来で、実写さながらであります。
 
現在、全米には数社のデイトナレプリカ作製会社が存在します。
「Kit Car」という雑誌を見ておりますと、数ヶ月に一回くらい、
広告が載っていたりします。
何度かメールしたり、電話かけたりしておりますが、やはり本気で
購入のつもりでないと、写真とか資料とかは送ってくれません。
毎回出張時に時間造って、訪問したいとは思っておりますが、
何分、かなり僻地にあったりするものですから、中々実現出来ません。
やは、現実的なのは、日本で車輌を購入し、バイス仕様にレストア
することでしょうか・・・